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蚊に刺されないための方法

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は7月27日、「Prevent Mosquito Bites(蚊に刺されることを予防しよう)」というプレスリリースを発表した。

蚊に刺されると痒いだけではなく、西ナイルウイルス、チクングニア熱ウイルス、デング熱ウイルスなどの危険な病原体も運ばれる。自宅に居るにしても、旅行やバーベキューで屋外にいても、蚊に刺されないためには昆虫忌避剤(虫よけ剤)が最良の方法だという。

効果がある忌避剤は、ディート(DEET)、ピカリジン(Picaridin)、レモンユーカリオイル(Lemon Eucalyptus oil)、IR3535(ethyl butyl acetyl aminopropionate)を含んだもの。また、肌を露出しないことや網戸などで蚊を室内に入れないこともポイントとして挙げられている。

ここ数年ディート(DEET)の安全性を疑問視する文献が増えており、新しくIR3535に注目が集まっている模様。ピカリジンは日本では未認可。日本ではさまざまなハーブが虫よけ剤として使用されているが、CDCの推奨では天然成分ではLemon Eucalyptusのみだった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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