Henkel、北米で資生堂のサロン向けヘアケア事業を買収

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2017.11.9

編集部

独Henkel AG & Co. KGaAは、株式会社資生堂(東京都中央区)が北米で展開するサロン向けヘアケア事業であるゾートスインターナショナル(Zotos International Inc.)を、4億8500万ドルで買収することに合意した。この買収には、ジョイコ(Joico)、ゾートス・プロフェッショナル(Zotos Professional)などの有力なサロン向けヘアケアブランドが含まれている。

2016年度のゾートスの売上高は約2億3000万ドルで、約700人を雇用。コネチカット州ダリエンを拠点としており、研究開発施設と製造施設もある米国の市場に重点を置き、欧州およびアジアでも事業を展開している。

Henkel最高経営責任者のハンス・ファン・バイレン氏は「今回の買収は、魅力的な市場と事業において当社の地位を強化する戦略の一環。これにより、世界で唯一最大のサロン向けヘアケア市場である米国において、当社のサロン向けヘアケア事業がさらに強化されることになる。これらの高機能かつ高品質なブランドは、当社のビューティーケア事業に適うものだ。ゾートスの経験豊富なチームをHenkelに迎えるのを楽しみにしている」と述べている。

この取引で、最近の米国のサロン向けヘアケア事業におけるHenkelの買収は、3件目となる。同社は2014年に、セクシーヘア(Sexy Hair)、オルタナ(Alterna)、ケンラ(Kenra)の3社の米国企業を買収。9月、同社は、強力な米国のサロン向けヘアケアブランドであるプラヴァナ(Pravana)を有するナトゥーラ・ラボラトリオス(Nattura Laboratorios)の買収において合意に達した。

今回の買収取引を完了するには、規制当局の承認その他の慣習的な成立条件を満たす必要があるとしている。

参考リンク
ヘンケルジャパン株式会社

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