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リバウンド防止に高強度インターバルトレーニング

ダイエット後のリバウンドを防ぐ効果的な運動は高強度インターバルトレーニングであるという研究結果が11月15日、米アラバマ大学バーミンガム校からプレスリリースされた。研究の詳細は「American Journal of Physiology」オンライン版に掲載されている。

論文の著者で同大学教育学部体育専門科のEric Plaisance博士は「食事のカロリーを制限するときの大きな問題の1つは筋肉量を失うこと。少ない食事に対応するために代謝が低下するため、ダイエットに成功した人の80%が、4〜5年後にはリバウンドで元の体重に戻っている」と述べている。

今回の研究チームは、マウスを使った実験で、カロリー制限食の下で行われた高強度インターバルトレーニングが筋肉量を維持し、体内でグルコースをエネルギーとして使用する方法に大きな影響を与えることを発見した。「運動しない最大の理由は、時間がないというもの。高強度インターバルトレーニングなら、一般的な運動の3分の1の時間で実行できる。ダイエットを始めるつもりなら、筋肉の減少を抑え、効果的な減量に役立つ方法である」とPlaisance博士は続けた。

高強度インターバルトレーニングは、強度の運動と中程度の運動を交互に行う運動法。例えばランニングマシンで短時間に全速力で走ったあと、急に速度を落とし2~4分のランニングをするといったもので、強度や時間などでさまざまな方法が考案されている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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