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スイスのベンチャー企業SKIN46、髪の毛からタトゥーインク開発

スイスのベンチャー企業SKIN46は、髪の毛などからタトゥーインクを世界で初めて開発したと2月9日、発表した。 欧州、米国、カナダでのタトゥー人口は一億人ともいわれており、今回の生体材料の応用で次世代のボディアートの可能性を追求する。同社はアメリカの大手クラウドファンディングのKickstarter(キックスターター)で資金調達を開始する予定。

インク製造の第一工程として、利用者は、人間の髪の毛、またはペットなど動物の毛、5グラム以上をSKIN46社に提供する。同社のスイスにある研究所で、提供された素材を分解してカーボンからタトゥーインクを作り、利用者に配送する仕組み。製造方法は既に特許を取得している。世界で一つしかないインクをもとに、利用者にタトゥーを楽しんでもらいたいとしている。

キックスターターで、タトゥー愛好家を対象に投資を募集する。50%オフの早割キャンペーンを計画しており、カスタムメイドのタトゥーインクに対して投資額295ドルを募る予定。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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