株式会社アイビー化粧品（東京都港区）は15日、連結子会社である株式会社アイプラティナ（同）を解散および清算することを決議したと発表した。31日に解散し、9月末に清算を完了する予定。

アイプラティナは化粧品の開発・販売を行う事業を行ってきたが、同社の事業は計画を大幅に下回り、事業を軌道に乗せることができず、一度も黒字を計上することができなかった。そのため、それまでの事業を一旦休止にして、新規の事業の探索も行ってきたものの、今後の事業活動に利点を見出すことは困難と判断し、同社を解散および清算することを決めた。

清算に伴う損失の多くは貸倒引当金をすでに計上済み。また、税金費用の減少については、来期の税務申告に影響する。当期の個別財務諸表の繰延税金資産の金額に影響を与える可能性があるが、連結財務諸表への影響は軽微という。

また、税金費用の減少の金額などについては、税務当局に照会しており、その見解および来期以降のアイビー化粧品の課税所得見通しにより左右されるため、現時点では未定としている。