仏ロレアルグループの日本法人である日本ロレアル株式会社（東京都新宿区）は4日、新しい副社長兼プロフェッショナル プロダクツ事業本部長に、アパレル関連事業を手掛ける株式会社TSIホールディングスの前7代表取締役社長の齋藤匡司氏が7月1日付で就任すると発表した。

齋藤氏は、2005年に日本ロレアルに入社。プロフェッショナル プロダクツ事業本部においてケラスターゼ、ロレアル・シンガポールのプロフェッショナル プロダクツ事業本部長を経て、2011年に日本ロレアル プロフェッショナル プロダクツ副事業本部長に就くなど、国内外のサロン事業における要職を歴任。

その後、日本ロレアルを退職し、2015年にTSIホールディングス社長に就任。40以上のブランド持つファッショングループ会社において財政基盤の改革やインターネット販売の強化などデジタル化を積極的に推進し、成長戦略の功績が高く評価された。

これまで培ってきた多様なビジネス経験と、常に顧客主義の視点を基に、副社長兼プロフェッショナル プロダクツ事業本部長として、デジタル化、革新的な製品展開に注力し、長期的視野にたって新事業戦略をさらに加速させていく。

副社長兼現事業本部長のロラン・マルタン氏は、2016年11月に就任して以来、顧客中心主義の新事業戦略のもと、より強力な体制を構築し、トップサロンやエージェントに注力し、お客のための教育、ビジネス、デジタルの能力向上、戦略的な製品展開などサロン事業の更なる発展に貢献してきた。なお、マルタン氏は今後、日本ロレアルにて各事業本部の戦略を推進する「ストラテジー＆トランスフォーメーション ヴァイスプレジデント（副社長）」として新たな要職に就任する。