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肥満またはやせの成人、インフルエンザ感染時の入院リスク高い

インフルエンザでの入院と患者の体重別リスクに関する研究が124日、「Influenza and Other Respiratory Viruses」オンラインに掲載された。季節性インフルエンザおよびインフルエンザ様疾患患者における体重と合併症の関連はまだ十分な研究がなされていない。

今回メキシコの6つの病院で、インフルエンザ様疾患による入院患者と外来患者の計4778人を対象とした観察コホート研究を実施。鼻咽頭スワブをインフルエンザおよび他の一般的な呼吸器病原体について試験して、病原体の特定を行った。その結果、インフルエンザ陽性者は770人(16.3%)、他のウイルス性呼吸器病原体陽性者は2636人(55.2%)だった。

インフルエンザの成人では、やせ(オッズ比5.20)、肥満(同3.18)または病的肥満(同18.40)の人の入院する可能性が高かった。新型インフルエンザH1N1に感染した肥満の成人は、正常体重の成人と比較してH3N2による入院率が6倍だった。コロナウイルス、メタニューモウイルス、パラインフルエンザ、ライノウイルスに感染した成人では、正常体重の人に比べ、やせ(オッズ比4.07)および病的肥満(同2.78)の人で入院する可能性が高かった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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