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世界の食品フレーバー市場は2023年には171億ドルに

食品フレーバーのグローバル市場は2023年には171億ドルに達する見通しで順調に成長しているようだ。グローバル市場調査会社Reportlinkerが、23日にリリースした「Food Flavors Market:Global Forecast until 2023」(有料レポート)のサマリーの中でこのような成長予測を明らかにした。同市場は2018年〜2023年にかけて年平均成長率(CAGR)4.8%で推移すると予測。食品の安全性の追求、有害な合成フレーバーの摂取によって引き起こされる疾病などに対する消費者の関心が高まっており、天然フレーバーの需要の伸びが見込まれる。

セグメント分析として、フルーツ&ナッツセグメントは最高のCAGRで成長すると予測されている。このセグメントの成長は新興国のGDPに大きく貢献しており、これらの国の政府も優遇政策を打ち出しており、市場成長を後押しする。

飲料セグメントも急速に成長すると予測されている。健康志向の消費者が増えており健康飲料水の需要の伸びが期待される。途上国の可処分所得の増加により飲料の消費が増加していることも奏功する。

地域別の成長予測では、 南米地域が注目されており予測期間中に最も高い成長率を記録する見通し。 食品輸出入業界の改善により、食品&飲料業界に新しい機会が開かれ、この地域の食品フレーバー市場が成長すると分析している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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