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プロフェッショナルスキンケア市場は欧米で驚異的な成長

2018年のプロフェッショナルスキンケア市場はアメリカとヨーロッパで驚異的な成長が期待されるようだ。市場調査会社クライングループは、このような予測を22日発表した。両市場で医療施設および小売チャネルでの売上が堅調に伸びており、レチノール、ヒアルロン酸、およびビタミンCを含む製品の需要が高いという。

欧州のプロフェッショナルスキンケア市場は着実に成長軌道を維持しており、2018年は前年よりも高い成長を記録するとみられる。イギリスは欧州で最も成長率が高く、前年比6%を超える見通しで、第2位はポーランド。スカンジナビアや北欧諸国でも市場は拡大している。欧州では医療施設とサロンが依然として最大の流通チャネルだが、成長率は鈍化している。これは、消費者が製品購入基盤をインターネットや小売チャネルへ移行している傾向にあるためと分析している。

米国のプロフェッショナルスキンケア市場は、2017年の6%から2018年には7%を超える伸びを見込んでおり過去5年間で最も活気のある年になると予想されている。皮膚科クリニックなどの医療施設での販売チャネルが引き続き最大の流通となっている。ブルーライトから肌を守る製品やプリ・ポスト・プロシージャ・スキンケア製品などの新製品が登場している。 カンナビジオール(CBD)を使用するスパトリートメントやスキンケア製品など新たな市場開拓も進んでいるという。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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