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しい肥満治療薬「コントレイブ」、米国で販売開始

武田薬品工業は10月21日、肥満症治療薬コントレイブ(Contrave)の米国内販売開始を発表した。Orexigen Therapeutics社との共同開発によるコントレイブは9月10日、米国食品医薬品局(FDA)の販売許可を取得。武田薬品工業の米子会社・武田ファーマシューティカルズUSAが販売を担当する。

Orexigen Therapeutics社は米国カリフォルニアに本社を置く株式上場のバイオ医薬品メーカー。中枢神経系疾患の医薬品開発を得意としている。

コントレイブは食欲を抑制する作用があり、BMI30以上の成人肥満、BMI27以上で肥満に関係する合併症(高血圧、2型糖尿病、脂質異常症など)を有する患者への食事療法と運動療法による体重管理に対する補助療法として認可された。2012年には米国で13年ぶりに承認されたことで話題となったエーザイの肥満治療薬ベルビーク、またビバスの肥満治療薬キューシミアが販売を開始しており、競合薬と見られている。

また、抗肥満薬とはいえ、これだけ飲めば痩せられるというものではない。体重管理に対する補助薬であり、効果を出すにはカロリーコントロールや適度な運動が必要だ。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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