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コーヒーのカフェイン、酒さリスクと逆相関

酒さ発症リスクと逆相関するのはコーヒーのカフェインのみであるという研究成果が110日、「JAMA Dermatology」オンラインに掲載された。

看護師健康調査IINHS II)の参加女性82737人を対象に、19912005年にかけての追跡調査を実施、コーヒー、紅茶、ソーダ、チョコレートの摂取に関するデータは、追跡期間中4年ごとに収集した。

その結果、11251人年の追跡で4945例の酒さ発症が確認された。その他のリスク因子で調整後、カフェイン摂取量の増加と酒さ発症の逆相関が認められた(カフェイン摂取量の最低5分位群に対する最高5分位群のハザード比0.7695CI 0.69-0.84、傾向のP0.001)。酒さリスクとの有意な逆相関はカフェイン入りコーヒー摂取でのみ確認され(1月あたり1杯未満群に対する1日あたり4杯以上群のハザード比0.770.69-0.87、傾向のP0.001)、カフェイン抜きコーヒーでは認められなかった(0.800.56-1.14、傾向のP0.39)。また、コーヒー以外の食品(紅茶、ソーダ、チョコレート)からのカフェイン摂取量増加は、酒さ発症リスク低下と有意な関連はなかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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