世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

レッドラズベリーで食後血糖コントロール

レッドラズベリーの食後血糖コントロール効果を検討した論文が214日、「Obesity」オンラインに掲載された。

糖尿病やインスリン抵抗性を示した過体重または肥満の人(PreDM-IR21人と対照11人を、3群単盲検クロスオーバー試験に無作為に割り付けた。割り付けは、朝食とともに冷凍レッドラズベリー125 g を摂取するグループ(RR-125)、同250 gのグループ(RR-250)、レッドラズベリーなしの対照者グループとした。

その結果、RR-125およびRR-250グループを含む朝食は、ともに食後のインスリン曲線下面積を有意に減少させた。RR-250グループは、対照と比較して、ピークインスリン、ピークグルコース、および2時間グルコース曲線下面積を減少させた。食後のトリグリセリドはRR-250およびRR-250曲線下面積で有意に低かったが、対照グループとの大きな差はなかった。酸化ストレスや炎症性バイオマーカーにはグループ間で差は見られなかった。これらの結果から、レッドラズベリーがPreDM-IRの食後血糖コントロールに役立つことが示唆された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP