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加糖飲料は加糖食料よりメタボリスク大きい

メタボリックシンドロームを引き起こしやすいのは液体糖か固体糖かについての研究報告が54日、「Obesity」オンラインに掲載された。

砂糖の多い飲み物、特に清涼飲料水を摂取すると肥満や糖尿病のリスクが高まることが近年問題となっている。今回の研究では、加糖飲料(液体糖)は天然または添加糖を含む食品(固体糖)と比べてメタボリックシンドロームのリスクが大きいのかどうかを検討した。メタボリックシンドロームを誘発能における液体糖と固体糖の違いを評価し、その違いを説明するための潜在的なメカニズムを議論するために、ナラティブ・レビューを実施した。

疫学的研究は、ソフトドリンクなどの液体添加糖は固体糖と比較してメタボリックシンドロームの発症のリスクが高いことを示している。いくつかの研究では、フルーツジュースも天然の果物と比較して比較的高い体重増加とインスリン抵抗性リスクがあることを示唆している。実験的エビデンスは、これらの違いがフルクトース代謝の違いに起因し得ることを示唆していると分かった。

今回の結果から添加糖(スクロースおよび高フルクトース コーンシロップ)の摂取量を減らすことは一般的な推奨事項であり続けているが、砂糖入りソフトドリンクは糖分を含む食品と比較してより大きな健康上のリスクをもたらすかもしれないというエビデンスが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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