世界のアロマテラピー市場規模は2018年に13億ドルと評価され、2026年には28億ドルに達するという予測を米リサーチ会社 Grand View Researchは、このほど発表した。2019年〜2026年にわたり、年平均成長率（CAGR）10.4％で成長する見通しで、成長率は前回の予測を超えて2桁となるようだ。
「Aromatherapy Market Size Analysis Report By Product (Consumables, Equipment), By Mode of Delivery (Topical, Aerial, Direct Inhalation), By Application, By Distribution Channel, By End Use, And Segment Forecasts, 2019 – 2026」（有料レポート）によれば、 代替医療療法として適用されるアロマテラピーの治療上の利点について患者および利用者からの認知度が高まり需要の増加が成長を牽引すると予想している。レポートの主な調査結果は次の通り。
世界のアロマセラピーの市場動向の主な調査結果
◆2018年、消耗品はアロマテラピー製品の高い治療価値により最大の市場シェアを獲得した。
◆機器セグメントは、高度な機能を備えた新しいディフューザーが利用可能になったため、予測期間中に有利な成長を遂げると見込まれる。
◆2018年は、広範な治療用途の拡大により、局所適用が市場をリードした。
◆ストレスや不安障害に苦しむ人々の増加により、リラクゼーションセグメントが2018年の収益に最大に貢献した。
◆皮膚アレルギーの発生率が増加しているため、スキンケアおよびヘアケアは予測期間にわたって有利なCAGRで成長すると予想される。
◆顧客への直接販売はアロマテラピー製品のマルチレベルマーケティングを含み、収益の面で最大の市場シェアを占めると推定される。
◆病気の治療目的でエッセンシャルオイルを処方された患者の大多数は、自宅の近くでアロマテラピー製品を利用する傾向があるため、高い市場占有率をもたらしている。
◆小売部門の急成長により、北米市場が2018年のアロマテラピー市場をリードした。
