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アイメイクの世界市場、2025年までに214億ドルに

米市場調査会社Grand View Researchは、世界のアイメイク市場は2025年までに214億ドル規模に成長すると予想した分析レポートをこのほど発表した。同市場規模は2018年に145億2000万ドルと推定しており、2019年から2025年の期間、 年平均成長率(CAGR)5.7%で成長し、2025年には214億1000万ドルに達すると予測。

過去数年にわたって、急速に成長するソーシャルメディアは市場にプラスの影響を与えた。化粧品メーカーは、Instagram、Facebook、YouTube、Pinterest、Twitterなどの ソーシャルメディアチャネルを通じて、ブランド大使やブロガーの投稿を介してブランドキャンペーンを拡大している。これらのデジタルプラットフォームは、製品の需要を促進するだけでなく、チュートリアルを通じて消費者を教育していく利点がある。これは生産者が消費者と直接接触することを可能にし、消費者が新製品を探求することを奨励すると分析している。2018年には、「スモーキーアイ」と「キラキラアイシャドウ」がグーグル検索で最もサーチされた美容製品のトップ5に入ったという。

2018年のアイメイク市場の調査結果として、地域別分析では北米市場が最大の市場で市場シェアは30%を超えた。予測期間中に成長が最も予想されるのはアジア太平洋地域で8.3%のCAGRを記録する見通し。

製品カテゴリーでは、マスカラの人気が高く、2018年のマスカラ製品の売上高は35%以上という最大の市場シェアを保持した。

イノベーションは、同市場の製造メーカーにとって重要な競争戦略となっており、防水性および防汗性の製品開発、アンチエイジングや日焼け止め効果など高付加価値アイテムの製品が市場に出てきているという。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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