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プロスタグランジン類似体まつ毛美容液の潜在的副作用

プロスタグランジン類似体まつ毛美容液の潜在的副作用についての検討結果が6月14日、「Aesthetic Surgery Journal」オンラインに掲載された。

プロスタグランジン類似体は緑内障治療薬として使用されており、眼窩周囲の脂肪減少が副作用として認められている。一方、まつ毛延長剤として使用した場合の潜在的副作用の研究は不足している。今回の研究では、まつ毛美容液のウェブサイトに表示されている使用前後の写真分析を通して、プロスタグランジン類自体まつ毛美容液の使用者に眼窩周囲の脂肪/量の減少が見られるかどうかを特定した。

その結果、35歳の女性は、イソクロプロステネートを含むラッシュブースト(Rodan&Fields社)を使用してから10か月以内に、薄く、しわの寄った、くすんだ皮膚と眼窩周囲のくぼみが認められた。使用前後の画像15組を5人の採点者(3人の専門家、2人の非専門家)によって採点したところPGAを含むまつ毛延長剤グループの平均評価スコアは19点中の8.2点、非PGAまつ毛延長剤では2.3点、つけまつげグループでは3.2点だった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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