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米エスティローダー2019年度決算—増収増益

米化粧品大手のエスティローダーは、19日、2019年度(6月30日終了)の決算を発表した。純売上高は前年度比9%増の148億6600万ドル、純利益は前年度比20%増の17億8500万ドルと予想を上回る増収増益を記録した。 希薄化後一株当たりの純利益は、前年の2.95ドルから4.82ドルに増加した。

スキンケアの純売上高は、旗艦ブランド「エスティローダー」と「ドゥ・ラ・メール」、「クリニーク」を中心に、ほとんどの地域で増加した。「エスティローダー」は、すべての地域およびほぼすべての流通チャネルで二桁の純売上高の成長を達成した。

同社社長兼最高経営責任者(CEO)のファブリツィオ・フリーダ氏 は、「リーディングビューティーフォワードイニシアチブによるコスト削減と組織全体のコスト規律により、当社は純売上高の成長をはるかに上回る利益を上げ、戦略的優先事項にも投資できた」などとコメントしている。2020年度には、中国以外の新興市場での機会を含め、最も魅力的な機会への投資を継続する予定。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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