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新しいヒアルロン酸フィラーの有効性と安全性を確認

新しいヒアルロン酸フィラーの評価を行った試験結果が813日、「Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology」オンラインに掲載された。

この試験では、顔の老化に対する美容治療に人気のあるヒアルロン酸フィラーの中でも、新しい凝集性高密度マトリックスヒアルロン酸フィラー(CPM®-HA20GMerz Pharmaceuticals社製)の性能と安全性の確認を行った。評価には、生物物理学的測定および被験者/調査員の満足度調査を使用した。試験では、顔に老化の兆候がある25人の健康な女性被験者を対象に、50μLCPM®-HA20Gを用いたヒアルロン酸注入治療を実施した。注入箇所は下頬で、4週間の間隔を空けて3回の治療を行い、治療前および36週目までのすべての治療時に生物物理学的評価および客観的評価を行った。

その結果、CPM®-HA20Gは、皮膚の全体的な弾力性(9週目と12週目)、皮膚のハリ(24週目まで)、肌の色調と輝きおよび皮膚の水分(36週目まで)を大幅に増加させた。皮膚疲労感(最大9週間)、肌荒れ(最大28週間)、発赤(最大36週間)の大幅な減少も観察された。被験者と盲検の調査員は治療結果に非常に満足した。治療した医師は、注射のしやすさと装置の臨床性能に高い満足度を報告した。さらに、データはCPM®-HA20Gデバイスの良好な安全性プロファイルを実証した。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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