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歯内治療を受けた歯の5年生存率は約90%

虫歯や外傷などで損傷した歯を残すために行われる歯内治療(根管治療)から5年後の治療結果が819日、「Journal of Endodontics」オンラインに掲載された。重度の虫歯などにも対応できる歯内治療は、自分自身の自然な歯を残せることで関心の高い治療法である。今回の調査は、2010年の韓国国民健康保険コホートデータベースからすべての歯内治療を対象に、2015年まで追跡調査を行った。

その結果、調査期間中、初回歯内治療を受けた歯は2866749本、再歯内治療を受けたのは173429本だった。歯の5年生存率はそれぞれ90.85%と88.42%で、初回治療の歯で生存率が有意に高かった。女性、20歳未満、施設タイプとしては病院、下顎歯、前歯、初回治療、およびラバーダムの使用が生存率の高さと関係していた。生存率の高い歯内治療は天然の歯を維持するための効果的な方法であると研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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