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クレ・ド・ポー ボーテ、世界の女の子の教育支援に総額870万ドルをユニセフへ寄付

株式会社資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」と国際連合児童基金(ユニセフ)は、11日、国際ガールズ・デーに因んで世界中の女の子たちの教育とエンパワーメントを支援する分野において、日本発のブランドとして初めて複数年にわたるグローバル・パートナーシップの締結を発表した。今後、3年間、クレ・ド・ポー ボーテはユニセフのジェンダー平等を目指す取り組みの分野において、合計870万米ドルを寄付する予定。この取り組みにより、650万人におよぶ女の子たちの権利を守り、教育や雇用の機会を提供するなど未来の可能性を解き放つための支援を行う。

ユニセフの調査結果からの推測では、世界中の15~19歳の青年期にある男の子のうち、教育、雇用、技術支援のいかなる機会も得ていない割合が10人に1人なのに対し、同年期の女の子たちははるかに高い、4人に1人が機会を得ていないという。今回締結したパートナーシップを通して、学校に通えていない多くの女の子たちに、生活と雇用に必要な学習機会を提供していく。 具体的には、バングラデシュ、キルギス、ニジェールなどの国や地域において、これまで固定観念やジェンダー差別によって女の子が遠ざけられてきたSTEM(科学、技術、工学、数学)教育を促進するプログラムを推進していくものとなる。さらに、メンターシップやライフスキル構築プログラムを通じて女の子たちの自己肯定感を高め、教育から実際の職場や社会になじめるようなプログラムも組まれる。

クレ・ド・ポー ボーテは、本パートナーシップの一環として、ブランドのベストセラー商品「ル・セラム」の売上の一部をユニセフの活動へ寄付するキャンペーンをブランド展開国すべてで実施する。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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