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人は食品のカロリーがよくわからないらしい

人は食品のカロリー量の推定は得意ではないという研究結果が101日、ニュージーランドのUniversity of Otagoからニュースリリースされた。研究の詳細は「Appetite」に掲載されている。

同大学食品科学部のMei Peng博士らは、研究参加者70人を対象に食物のカロリーとポーションサイズ(一食分の量)をどのように認識しているかを調査した。その結果、人は食物のエネルギー密度ではなく食物の量の評価に優れていることを発見した。

Peng博士は、「人は一般に高カロリーの食品と低カロリーの食品を区別するのは得意だが、高カロリーの食品が少量提示されると不健康ではないと判断する人がいる」と述べている。健康な食事に関するガイドラインの多くはポーションサイズに基づいているため、研究者らは食物のエネルギー含有量についてよりよく知る必要があると考えている。Peng博士は、人々が食品選択により良い決定を下せるようにするために、より明確で顕著な栄養成分ラベルの活用を示唆している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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