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米国の成人、2030年までに半数が肥満になると予測

2030年までのアメリカの肥満有病率の予測が1219日、「New England Journal of Medicine」オンラインに掲載された。

米国の全国的な肥満傾向は十分に実証されているが、州レベルでの傾向の調査は不十分だった。そこで今回の調査は、体重の自己申告バイアスを修正する新しい方法を用いて、Behavioral Risk Factor Surveillance System Survey199394年および19992016年)に参加した6264226人の成人のBMIデータおよび、National Health and Nutrition Examination Surveyに参加した57131人の成人の測定データから2030年までの肥満有病率予測値を算出した。

その結果、高い予測精度で2030年までに成人の2人に1人近くが肥満(48.9%、95CI 47.7-50.1)になり、肥満有病率は29州で50%以上となることが示された。肥満有病率が35%以下となる州はなかった。重度肥満では成人の4人に1人近くが予測されており(24.2%、95CI 22.9-25.5)、有病率は25州で25%を超えると予測された。全国的に、重度肥満率は女性、非ヒスパニック系黒人成人、低所得の成人に多くなる可能性が示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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