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フィルメニッヒ、フランスの植物成分メーカーDRTを買収

スイスの大手香料メーカーのフィルメニッヒは、6日、フランスの植物ベースの化学原料メーカー Les Dérivés Résiniqueset Terpéniques(DRT)を買収したと発表した。買収額など詳細については明らかにされていない。DRTは、主に松の木から植物ベースの原料を製造しており、化粧品、ウェルネス、接着剤、農業など多市場にわたり高品質で再生可能な原料を供給している。今回の買収により、同社はフランスでのプレゼンスを強化する戦略。

1932年設立のDRTはフランスのダックスに本社を構え、フランス国内に4つ 、米国に2つ、インドに2つ、中国に1つの生産拠点でグローバルな事業を展開している。テルペンとロジン誘導体から持続可能で再生可能な天然由来成分を開発することで有望視されている。年間の売上高は5億5000万ユーロを超える。

フィルメニック最高経営責任者のGilbert Ghostine氏は、今回の買収について、「主要な香料&原料事業をさらに強化し、世界最高の再生可能かつ持続可能な原料のパレットを顧客に提供できるようにする」などと述べている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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