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ラメラ保湿剤で角質層の水分量が大幅に増加

うるおいの持続性の高さで注目されるラメラ構造化粧品の無作為化試験の結果が3月13日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

この研究は、コントロール(非ラメラ)保湿剤と比較して3つのラメラ保湿剤(製品A、B、C)の水和ポテンシャルを評価するために、18歳から65歳の健康な成人30人を対象に実施された。製品AとBを対照製品(対照X)とともに片方の足に塗布し、製品Cと対照Yをもう片方の足に塗布した。主要な有効性変数は、塗布後24時間(製品AおよびB)または12時間(製品C)でのコルネオメーター(皮膚水分量測定器)値の変化とした。

その結果、製品AおよびBはベースラインと比較してより高い平均コルネオメーター測定値を示し、ベースラインからの変化は未処理部位と比較して統計的に有意だった。ラメラ保湿剤を1回塗布すると、最大24時間(製品AおよびB)または12時間(製品C)の間、角質層の水和が大幅に増加したことが確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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