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肥満手術の効果は10年後も

肥満手術とその効果の持続性を調べた研究成果が8月31日、「JAMA Surgery」に掲載された。

ルーワイ胃バイパス手術(RYGB)患者の術後10年間の体重変化を手術をしなかった人と比べたもの、およびルーワイ胃バイパス(RYGB)・調整可能な胃バンディング手術(AGB)・スリーブ胃切除術(SG)の3種類の手術の術後4年間の体重変化を比べたものの2つの調査を実施した。どちらの調査も、アメリカ退役軍人の大規模コホートデータから特定した、10年体重変化では手術患者1787人、対照者5305人、4年体重変化ではRYGB手術1785人、AGB手術246人、SG手術379人を対象とした。

RYGB手術を受けた人の10年後の体重は、手術を受けていない人との比較で21%の減量に成功していた。また、RYGB手術を受けた人の71.8%が20%以上の体重減、30%以上の体重減では39.7%の人が達成していた。手術を受けていない人では20%以上減は10.8%、30%以上減は3.9%だった。10年後のRYGB手術を受けた人のリバウンド率は3.4%だった。

3種の手術の4年後の体重は、RYGB手術では27.5%の体重減、AGB手術では10.6%減、SG手術では17.8%減だった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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