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さまざまなダイエット法、短期効果に大きな差は見られず

肥満対策のダイエット法による体重減少および心血管リスク因子低減効果を比較した論文が41日、「BMJ」オンラインに掲載された。

過体重または肥満の成人のさまざまなダイエット法の減量と血圧低下への相対的有効性を検討。18歳以上の21942人で、BMI2529の過体重またはBMI30以上の肥満の患者を対象とした121件の試験の無作為化試験の系統的レビューとネットワークメタ分析で評価した。試験には低炭水化物ダイエット、アトキンスダイエット、DASHダイエット、地中海式ダイエットなど14種類のダイエット法と3種類の対照食が含まれた。

その結果、ダイエット開始から6か月時点で、すべてのダイエット法で体重減少および心血管リスク因子の改善がみられた。12か月時点では、低炭水化物や低脂肪などの主要栄養素を制御するダイエット法とアトキンスやDASHなどの名称がついたダイエット法のほとんどで体重減少効果が減少し、地中海式以外のダイエット法では基本的に心血管リスクを下げる効果が消失していた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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