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肥満の人で微量栄養素が不足の傾向

オーストラリアで肥満の人と微量栄養素レベルの関連を調査した論文が51日、「BMC Nutrition」オンラインに掲載された。

微量栄養素は、さまざまな代謝プロセスを調節する重要な要素として、肥満の病因に関与すると考えられている。今回の研究では、BMIと血清微量栄養素レベルの間に何らかの関連があるかどうかを確認するために過体重および肥満の成人における栄養状態を評価した。1865歳の過体重または肥満(BMI2540)成人127人を対象に、血清微量栄養素データから各対象者の微量栄養素状態を検討したところ、BMIと血清ビタミンD、葉酸、マグネシウムおよびカリウムの間に有意な負の関連が認められた。

BMIが高い人は、血清ビタミンD、葉酸、マグネシウム、カリウムのレベルが低い傾向があることが判明した。BMIとベースライン微量栄養素状態の潜在的な関係を明確にするためには、さらなる研究が必要と考えられた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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