ブラジルの大手化粧品ナチュラ・コスメティコスは、9日、プラスチック廃棄物の発生と汚染を防止するためのグローバルプロジェクト「Innovation Challenge-Zero Waste Packaging」を立ち上げて、産学連携して環境保全を推進すると発表した。プロジェクトには、35カ国からの大学研究機関、新興企業、研究者などが参加しておりプラスチック廃棄物排除への革新的なパッケージング、ロジスティクス、ビジネスモデルを提案していく。
グローバルブロジェクトで共有されるソリューションには、生分解性パッケージのサプライヤーからのソリューションや、 リサイクル可能な廃棄物を処分するための新しい物流ソリューションなどが含まれる。既に多くのソリューションが提案され、実用性について分析された結果、3つのプロジェクトが選択され、現在、ナチュラの研究機関でテスト段階に入っている。
ナチュラは20年以上にわたりオープンイノベーションに取り組んでいる。同社R&D所長Roseli Mello氏は、「持続可能性とビジネスにおける主要な課題に対するソリューションを追求しながら、実用可能なソリューションを業種を超えて共有することは不可欠」などと述べている。
