世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

時間制限付き断食は減量と心臓の健康にも有効

時間制限付き断食(time-restricted feeding)の効果を検討した論文が7月15日、「Cell Metabolism」オンラインに掲載された。

時間制限付き断食とは1日のうち一定の時間帯にのみ食事をするもので、今回の研究では一般的な方法である4時間制限および6時間制限の2種が体重および心血管代謝リスク因子に及ぼす影響を比較した。

肥満成人を対象に、4時間制限(午後3時から7時の間のみ食事を取る)、は6時間制限(午後1時から7時の間のみ食事を取る)、または対照(食事時間に制限なし)の無作為化試験を行った。試験終了の8週時点で、4時間および6時間の食事制限は体重、インスリン抵抗性、および酸化ストレスの減少をもたらたした。エネルギー摂取量は、両食事制限グループとも1日約550kcal減少していた。研究者らは、これらの発見は4時間および6時間の食事時間制限が減量介入として有望であり、さらに心臓の健康のいくつかの側面を改善するかもしれないと述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP