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加州バイオテックベンチャー、エスティローダーと老化調節物質の共同研究分野で提携

米バイオテクノロジー会社Atropos Therapeutics(カリフォルニア州サンカルロス市)は、13日、化粧品大手のエスティローダーと老化調節化学物質の研究を共同で推進する契約を結んだと発表した。共同研究は、次世代のアンチエイジングを目的とした植物ベースのスキンケアおよびパーソナルケア製品の開発を促進するもの。

Atropos Therapeuticsは、2018年、創薬技術の開発ベンチャーとしてAndrew Koff氏によって創業された。独自のプラットフォームで老化細胞の形成を調節することができる化学物質を識別し、その研究成果は医療分野ではガン研究、美容分野ではアンチエイジングに有効とされている。

今回の提携についてエスティローダーの皮膚生理学および薬理学担当副社長 Tom Mammone氏は、「植物由来のセノサプレッサーは、興味深い新しい分子であるだけでなく、同社にとって大きな商業的可能性を秘めている」などと発表文の中でコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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