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米国の医療スパと美容外科医の分布調査

米国で人気の高まっている医療スパの実態調査の結果が8月7日、「Dermatologic surgery」オンラインに掲載された。

米国での医療スパ設置基準は州ごとに異なっている。今回の調査は米国でも人口の多い30都市を対象に、医療施設および美容外科医のデータを収集。美容分野における医療スパと医師の分布を調査した。

その結果、医療スパの数が多い都市は、ニューヨーク(374か所)、ヒューストン(297か所)、ロサンゼルス(227か所)だった。美容外科医師の数が多い都市は、ニューヨーク(365人)、ヒューストン(135人)、シカゴ(122人)だった。人口の多さは、医療スパの数および美容外科医の数と有意な関係があった。美容外科医に対する医療スパの比率が高い都市はラスベガス(9.17)、デンバー(3.86)、サンノゼ(3.65)だった。今回対象とした30の都市うち73.3%は美容外科医よりも医療スパ施設の方が多かった。研究者らは「医療スパと美容外科医の分布の不均衡が消費者の意思決定にどのように影響するかを検討する必要がある」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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