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テレビやゲームをしながらの飲食は満腹に気づかない

テレビを見ながらの飲食は満腹を見逃す可能性があるという研究結果が8月12日、英University of Sussexからニュースリリースされた。

今回の研究では、参加者120人にエネルギー量が高い飲料(272カロリー以上)と低い飲料(75カロリー)、注意を必要とするタスクとあまり必要としないタスクを与え、その後のスナック菓子(チップス)の摂取量を比較した。その結果、飲料のエネルギー量に関わらず、注意を必要とするタスク後のスナック菓子の摂取量は同じだった。しかし、あまり注意を必要としないタスク後ではスナック菓子の摂取量を制御出来ることが確認でき、低エネルギー飲料グループでは高エネルギー飲料グループに比べ、スナック菓子の量が45%少なかった。

この結果から研究者らは「魅力的なタスク実行中で注意が散漫になっている時に食べたり飲んだりすると、自分がどの程度満腹感を感じているかを知ることが出来なくなる。もしテレビを観ながら間食する習慣があるなら、特にスリラーやミステリー、そのほか音声の多い番組を観ている場合、満腹に気づかない可能性がある。健康的な体重維持のためには、ゲームやクロスワードにも同様の注意が必要だ」と述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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