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えくぼ形成術の再手術率は7.7%

顔のえくぼ作成手術の臨床的および審美的結果の分析に関する論文が9月15日、「Archives of Plastic Surgery」オンラインに掲載された。この論文は、比較的簡単で、「プチ手術」とも称されるえくぼ形成術の臨床経験報告となった。

2010年4月から2014年6月に韓国の形成外科クリニック1施設でえくぼ形成手術を受けた2048人の患者を対象に、術後経過および手術合併症の有無を評価。対象患者は、術前評価中に手術による瘢痕を生じなかった患者から選択された。医療記録を使用して、各患者の年齢と性別、えくぼの作成場所、術後合併症、再手術、および再手術の理由を特定した。

その結果、患者2048人のうち、159人(7.7%)が再手術を受けていた。再手術の理由は、過小矯正78例(49.0%)、えくぼの消失62例(38.9%)、過矯正9例(5.6%)だった。患者5人(3.1%)は気が変わったため、ほかの5人(3.1%)は感染のためにステッチ(手術糸)を除去した。再手術後に合併症を報告した患者はなく、過剰な色素沈着や異物反応などの合併症も観察されなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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