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体脂肪量の減少でうつ病リスクも減少

メンデルランダム化による体脂肪とうつ病の関連性を調査した結果が85日、「Translational Psychiatry」オンラインに掲載された。

メンデルランダム化を使用した最近の研究では、肥満とうつ病は関連があることが示されている。しかし多くの研究では肥満の指標にBMI(体格指数)が使用されており、体重に対する脂肪と非脂肪の区別はつけられていない。今回の研究では、肥満とうつ病の関連性をよりよく理解するために、英国バイオバンク(332000人)と世界最大級の精神疾患関連遺伝情報を持つPsychiatric Genomics Consortium48万人)のデータから、体脂肪量、徐脂肪量、身長とうつ病の関係についてメンデルランダム化研究を実施した。

その結果、脂肪量と身長(低身長)の両方がうつ病の危険因子であることが示唆されたが、徐脂肪量は危険因子とはならなかった。また、脂肪量を減らすことでうつ病のリスクが低下することも示唆された。うつ病の病因研究における身体測定の役割に対する重要な新しい知識がもたらされたと研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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