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高いウェルビーイングを示した人は世界調査で29%

スポーツウェアを展開するルルレモン・アスレティカは、4日、グローバル・ウェルビーイングを調査した結果を報告し、世界の回答者のうち身体的、精神的、社会的な側面すべてで高いウェルビーイングを示したのはわずか29%だったことを明らかにした。ウェルビーイングが最も低いのはZ世代だった。これは、パンデミックや社会的・政治的課題、環境問題への不安感が反映された結果と考えられ、 将来への楽観心は急激に衰えていることが浮かび上がった。

今回の調査は、2020年11月13日~12月1日の間、世界の一般成人1万人(10カ国各1000人/米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、シンガポール、韓国、中国、日本)を対象に実施された。

今回の調査で、さまざまなストレス/障害を日常生活で感じている人が多いことも分かった。今後の改善目標を提示する上で以下の5項目を注視する必要があると同社は示唆しており、同社最高経営責任者(CEO)カルバン・マクドナルド氏は、 顧客、従業員を含め、サービスを提供する地域コミュニティーのウェルビーイングを支援する取り組みを加速させたいとコメントしている。

世界のウェルビーイング調査での5つの注視しべき結果
1.身体的に健康だと考えている人は15%。
2.効果的なストレス管理ができていると感じている人は17%。
3.毎日やるべきことをやり遂げるのに十分なエネルギーがあると感じている人は19%。
4.自信をほとんどの時間に感じている人は19%。
5.仕事または学校と家庭生活のバランスが取れている人は18%。

ウェルビーイングを追求するためには、さまざまな課題を解決していく必要があり、調査対象者の86%が障壁が存在すると報告している。主要な阻害要因としは、コビット-19(51%)、時間的・個人的な責任(47%)、資金不足(46%)、個人的な支援ネットワークの不足(45%)、健康状態(42%)、ストレス(32%)、リソース利用の制限(32%)などが上がっている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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