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骨格年齢計算モデルの結果

オーストラリア、Garvan Institute of Medical Researchの研究者らは「骨格年齢」を算出するための計算モデルを開発。このモデルによって推定された骨折と早死リスクの結果が2月9日、「Journal of Epidemiology and Global Health」オンラインに掲載された。

骨密度(BMD)を含んだ健康状態の継続的な検査を受けている60歳以上の女性2046人および男性1205人のデータを分析した。平均20年の追跡期間中、1回目の骨折は女性632人と男性184人で発生した。2回目の骨折リスクは男性(22%)よりも女性(36%)の方が高かった。一方、死亡リスクは女性(25%)よりも男性(41%)の方が高かった。2回目の骨折リスクの主要な予測因子は、加齢(ハザード比1.17)および低いBMD値(ハザード比1.41)だった。死亡の予測因子は、男性であること(ハザード比2.4)、加齢(ハザード比1.67)、および大腿骨頸部下部のBMD値(ハザード比1.16)だった。研究者は、実際の年齢より高くなる可能性がある人の骨格年齢を計算することで、骨折のリスクが高い人を特定できる。また、骨の状態をより適切に管理する方法について医師に相談するきっかけになるようにと述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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