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肥満術後のむちゃ食いに対する治療効果

肥満手術後のむちゃ食いに対する治療2種の効果を比較した試験の結果が3月10日、「Obesity」オンラインに掲載された。肥満術後の食事のコントロール喪失(むちゃ食い)発生は、長期術後転帰の一貫した予測因子とみなされている。

今回の試験は、肥満手術の約6か月後にむちゃ食いを再発した140人の患者を、認知行動療法グループ(56人)、行動減量グループ(60人)、対照グループ(24人)のいずれかにランダムに割り当てて比較した。訓練を受けた臨床医による3か月の治療が提供され、治療後の転帰は患者の89%で得られた。

その結果、混合モデルでは、むちゃ食いの摂食頻度と体重減少に有意な改善が見られたが、治療間で有意差はなかった。Intent‐to‐treatのカテゴリー分析では、非白人の参加者は、白人の参加者と比較して、むちゃ食い抑制を達成する割合が高かったが、5%の体重減少を達成する割合は低かった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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