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レーザー脱毛中の排煙装置が室内環境を好転

レーザー脱毛中の室内超微粒子濃度への排煙装置の有効性を評価した研究が8月15日、「Lasers in surgery and medicine」オンラインに掲載された。

レーザー煙は、潜在的に危険な毒性および生物学的成分を含むバイオハザードである。レーザー脱毛は保護手段なしで広く施行されているため、施術者は長時間の曝露を受けている。今回の研究では、レーザー脱毛中の超微粒子濃度に対する排煙装置の影響について評価した。腋窩と陰部への755nmアレキサンドライトレーザー脱毛治療を受けた患者15人を対象に、排煙装置の有無での超微粒子濃度を比較した。治療開始後1分での立法メートル当たりの超微粒子(0.2~0.3µm)の濃度を測定した。

その結果、排煙装置がない場合、治療開始後1分で超微粒子濃度の急速な増加が認められた。外部および統合された排煙装置はどちらも非常に効果的で、最大粒子数が3.7~7分の1に減少した。同様に、最大粒子濃度はどちらの排煙装置でも低いままだった。治療停止後、粒子濃度はゆっくりしたと減少が見られた(50%減少に8分)。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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