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魚軟骨由来コラーゲンペプチドが肌状態を改善

加水分解された魚の軟骨から得られたコラーゲンペプチドの皮膚への効果を検討した二重盲検プラセボ対照臨床試験の結果が8月12日、「Molecules」オンラインに掲載された。

今回の研究では、加齢および光老化の影響が見られる45~59歳の健康な女性46人を対象に、コラーゲンペプチドグループ、またはプラセボグループに無作為化して魚軟骨由来コラーゲンペプチドの経口摂取による臨床的有効性を比較した。効果は、高解像度画像、超音波、および反射性共焦点顕微鏡画像を用いた皮膚のしわ、真皮の厚さ、および皮膚の形態学的および構造的特徴の測定結果とした。

その結果、90日間の試験後、プラセボおよびベースライン値と比較して、コラーゲンペプチドグループでしわの有意な減少および真皮厚の増加が観察された。さらに、共焦点レーザー顕微鏡(RCM)画像分析では、コラーゲンペプチドグループで、コラーゲンの形態の改善、弾性線維症の減少が認められた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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