世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

にきびへの出力光励起半導体レーザーは安全で有効

にきびに対する出力光励起半導体レーザーの効果を評価した研究が9月9日、「European journal of medical research」オンラインに掲載された。

炎症性にきび治療への577nmの高出力光励起半導体レーザー(HOPSL)の有効性を評価した。今回の研究は、16~35歳のにきび患者50人(男性14人、女性36人)を対象に、顔の左側に577nmの高出力光励起半導体レーザー(HOPSL)による治療を2週間ごと3回実施した。顔の両側の炎症性にきび病変重症度に統計的に有意な差はなかった。最初の施術の前と最後の施術の4週間後ににきびの重症度を評価した(評価者によるにきびの重症度のグローバル評価)。

その結果、最終施術の1か月後、レーザー治療側は49人(98%)、対照側は41人(82%)で、にきびの全体的重症度の有意な改善が観察された。レーザー治療側と対照側の炎症性丘疹、膿疱、結節の平均パーセンテージの有意な減少が見られた。施術中の紅斑および刺激といった副作用は一過性であり、患者には許容された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP