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魚介摂取による水銀曝露は死亡率上昇させず

魚介類摂取による水銀曝露が死亡率増加に関係しないという研究報告が11月29日、「JAMA Network Open」オンラインに掲載された。

2003-12年米国国民健康栄養調査の成人1万7294人のデータを対象に、魚介類摂取による水銀曝露と全死因死亡および心血管疾患(CVD)関連死との関連を前向きコホート研究で検討。魚介類摂取量は24時間思い出し法による2回の食事調査で推計した。追跡期間13万1276人年で心血管疾患関連死181件を含む1076件の死亡が確認された。

1日の魚介類摂取量1オンス(約28.35グラム)当量増加当たりの多変量調整ハザード比は、全死因死亡0.84、心血管疾患関連死0.89だった。血中水銀濃度は全死因死亡と心血管疾患関連死のどちらとも関連しなかった。血中水銀濃度の最低四分位群に対する最高四分位群の多変量調整ハザード比は全死因死亡0.82、CVD関連死0.90で、現在の魚介類摂取レベルでの水銀曝露は死亡リスクと有意に関連しないことが確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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