世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

赤色光および青色光のどちらもニキビの炎症に効果

尋常性ざ瘡(ニキビ)に対する赤、青2種類の光療法の効果を直接比較した結果が1月3日、「Photodermatology, photoimmunology & photomedicine」オンラインに掲載された

赤色光療法および青色光療法は、軽度から中等度の尋常性ざ瘡に対して安全で効果的な治療法である。今回の研究ではこれらの方法の有効性と副作用を比較し、さまざまな種類の病変におけるこれら2つの治療法を評価した。研究では、軽度から中等度の尋常性ざ瘡を有する合計28人が赤色光療法または青色光療法に無作為化された。被験者は最後の治療から2週間後まで定期的にフォローアップされた。異なるタイプのニキビ病変の改善率および副作用の発生率を2つのグループ間で比較した。

追跡調査で、総ニキビ病変の平均改善率は、赤色光療法グループで36.2%、青色光療法グループで30.7%だった。炎症性病変と非炎症性病変の平均改善率は、赤色光療法グループで51.5%と17.3%であったのに対し、青色光療法グループでは26.4%と10.0%だった。青色光療法グループでは治療に関連した副作用が観察された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP