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アモーレパシフィック、皮膚の感覚を測定する触角センサーを開発

韓アモーレパシフィックは、28日、皮膚の感覚を測定できる世界初のインテリジェント触覚センサーを開発したと発表した。蔚山科学技術大学(UNIST)の研究チームと共同開発した人工熱感覚分化材料および溶媒タイプ用の柔軟な熱分解グラフェン複合材料については、科学雑誌ACS Nano(IF:15.881)に2022年1月12日、オンラインで公開。

新しい触覚センサーは、機械学習と測定技術を組み合わせたもので、温度、湿度、使用されている溶液の種類を認識し、この情報をデジタル値に変換することができる。超薄型センサーは柔軟性があり、外圧に耐え、無傷のままであるため、皮膚に付着している間、皮膚の感覚を安定して測定できる。これにより、よりきめの細かい化粧品の開発が可能になるという。

同社R&Iセンター長であるパク・ヨンホ氏は、「化粧品の冷温感を比較して評価することで、信頼できる結果を提供できるようになりました。今後も研究とイノベーションを追求して安定したデータの蓄積を進めます」などと述べている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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