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ニキビへの新薬、タザロテン0.045%ローション

炎症性ニキビに対するタザロテン0.045%ローションの有効性を論じた文献のレビュー結果が2月3日、「The Annals of pharmacotherapy」オンラインに掲載された。タザロテン0.045%ローションは、9歳以上の尋常性ざ瘡への適応で、米国食品医薬品局(FDA)が最近承認された効果的で忍容性の高いレチノイドである。

今回の研究では、MEDLINE(PubMed)およびEMBASEデータベースの文献検索からタザロテン0.045%ローションの有効性、忍容性、および薬理学について論じた英語文献を抽出した。その結果、12週間の第3相臨床試験に関する2件の文献では、タザロテン0.045%ローションは、ビヒクルよりも治療成功率が高く、忍容性も良好であることが示された。

レチノイドは尋常性ざ瘡の治療における一次治療として有用だが、多くの患者は皮膚の炎症を経験し、患者のアドヒアランスと有効性を低下させる可能性があった。タザロテン0.045%ローションは、ポリマーエマルジョンテクノロジーを利用して薬剤を皮膚全体に効率的に分配し、有効性を維持しながら副作用を軽減する最初のレチノイドである。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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