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眉間のしわへのアボボツリヌムトキシンA治療

眉間しわ改善のためのアボボツリヌムトキシンA注射用量の増加と患者満足度と心理的幸福感に関する研究が3月10日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

中等度から重度の眉間のしわに対する1回のアボボツリヌムトキシンA治療の有効性と耐久性は、用量を増やすことで向上する可能性がある。今回の研究では、被験者399人(女性:88.2%)を対象とした第2相多施設無作為化用量設定二重盲検プラセボ対照試験で、アボボツリヌムトキシンAの4用量(50、75、100、または125U)による治療効果、患者満足度、および心理的幸福の評価を行った。

その結果、アボボツリヌムトキシンAの50~125U用量それぞれのグローバル美的改善スケール(GAIS)で見られた1グレード以上のしわ改善は、4週目で96.3~100%、24週目で65.0~67.9%、36週目で33.8~44.4%の範囲だった。GAISによる改善と患者報告(FACE-Q)による評価も同様の改善パターンを示した。患者満足度は高く、心理的幸福は4週目から36週目まで改善され、すべての用量で、外観に自然な若返り効果があったことが報告された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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