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カロリー制限中のたんぱく質増量で食事の質が向上

カロリー制限中にたんぱく質摂取量を増やすと食事の質が向上し、除脂肪体重の減少が軽減されるという結果が5月11日、「Obesity」オンラインに掲載された。

カロリー制限中のたんぱく質摂取量の違いが、食事の質と除脂肪体重の変化と関連するかを調査。複数の減量試験からのプールされたデータ分析で、過体重または肥満成人207人を対象に、カロリー制限中の6か月および試験前の6か月で測定を行い、低タンパク質摂取量グループと高タンパク質摂取量グループで比較した。

参加者(平均54歳)は、平均して体重が5.0%減少した。たんぱく質摂取量は、高たんぱく質摂取量グループで79g/日、低たんぱく質摂取量グループで58g/日だった。除脂肪体重は、低たんぱく質摂取量グループで1.2%、高たんぱく質摂取量グループで0.6%の減少があった。低たんぱく質摂取量グループと比較して高たんぱく質摂取量グループの健康食事指数スコア(Healthy Eating Index score)に増加が見られたが、総たんぱく質と緑の野菜の摂取量が多く、精製穀物と砂糖の摂取量が減少したためと考えられた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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