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夕ごはん、みんなで食べれば太らない

家族で食事を取る習慣は肥満を防止するかもしれないという研究が、「Obesity」オンライン号に掲載された。

過去、多くの研究が食品や食生活と肥満の関連について検討してきた。今回の研究は、視点を変えて、どのような夕食の取り方が肥満と関連しているかを検討。190人の親と148人の子供を対象に、家族での夕食の取り方とBMI値の関連を調査。自宅のキッチンやダイニングルームで一緒に夕食を取る回数が多いほど、BMI値が低いことが判明した。夕食の手伝いをする女子児童ではBMIが高く、家族全員が席を立つまでテーブルに残っている男子児童ではBMI値が低いという傾向もわかった。

研究者らは、家族で食事を取ることは、肥満防止の最初の一歩かもしれないと述べている。

日本においては、核家族化や単身家庭の増加により、家族で食事を取る機会が減少していることが知られている。また、総務省は食育推進基本計画では「家族と暮らしている環境下において一人で食事をとるいわゆる「孤食」や家族一緒の食卓で特段の事情もなく別々の料理を食べるいわゆる「個食」が見受けられる。」とし、その増加への懸念も示している。」

同計画の参考資料として添付の「家族そろって夕食をとる頻度」の統計では、「毎日そろってとる」は昭和61年の36.5%から、平成13年の31.6%に減少。一方「ほとんどない」は同6.2%から7.3%に増加している。このことから、総務省では「家族揃って夕食を食べる機会が減少している。また、子ども(未就学児から中学生)だけで食べる孤食が増加している。」とまとめている。
「個食・孤食」と肥満の関係は調査されていないが、どちらも同時期に増加している傾向は見られるようだ。

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