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オメガ6および7含有サプリがニキビに効果

抵抗性の尋常性ざ瘡(ニキビ)に対する栄養補助食品の効果を評価した試験結果が7月25日、「Journal of Dietary Supplements」オンラインに掲載された。

今回の研究では、マグネシウム、リン酸塩、オメガ6(リノール酸カルシウム塩-C18:2酪酸Ca塩)、およびオメガ7(パルミトール酸カルシウム塩-C16:1酪酸Ca塩)の栄養サプリメントのニキビへの効果をイソトレチノイン(13-cisレチノイン酸)と比較した。マグネシウムには抗炎症作用が、リノール酸とパルミトール酸は、黄色ブドウ球菌とアクネ菌に対する殺菌活性が知られている。青年期の257人の患者が上記の栄養サプリメント(グループA)で治療され、同じく275人の患者がイソトレチノイン(グループB)で6か月間の単盲検無作為化化試験を施行した。グループAのすべての患者(100%)は治療後に症状の完全退縮を報告した。一方、グループBの187人(68%)は、同じ期間に症状が完全治癒を報告した。グループ間の差は統計的に有意だった。

このサプリメントはニキビの症状の退退縮および/または治癒を促進し、重大な副作用なしに、イソトレチノインよりも優れた結果をもたらした。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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