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睡眠改善アプリで労働者のパフォーマンスも改善

睡眠改善アプリの効果と労働者の生産性に関する論文が9月14日、「BMJ Open」オンラインに掲載された。

今回の研究では、オンラインの Sleep Health and Wellness (SHAW) プログラムと健康的な睡眠を促進するパーソナライズ睡眠訓練プログラムアプリのDayzzの併用利用を評価。米国の大規模医療機関に所属する1355人の日勤労働者を対象に非盲検無作為化並行群対照試験を実施した。最大9カ月SHAW&Dayzzを使用した介入グループ794人と対照の561人に無作為化し、主要評価項目の睡眠行動の変化を比較した。副次評価項目は欠勤、パフォーマンス、生産性、ストレス、気分、健康と安全への悪影響(事故など)とした。

その結果、フォローアップ時、介入グループでは、出勤日および休日の夜の睡眠時間が増加した。対照グループとの比較で、睡眠の質の低下は介入グループで少なかった。職場でのパフォーマンスの低下による1人当たりの平均月額損失額は、介入グループの方が少なかった。介入グループは、メンタルヘルスケアの利用が少なかった。ストレス、気分、健康と安全への悪影響(事故など)は、介入グループと対照グループに差は見られなかった。SHAWプログラムとDayzzアプリの併用が労働者と雇用主の両方にとって有益であることが示された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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