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食事の抗酸化指数が高いほどピロリ菌感染リスク低い

食事の抗酸化指数とヘリコバクター・ピロリ菌感染リスクとの関連を検討した結果が9月6日、「BMC Gastroenterol」オンラインに掲載された。

ヘリコバクター ピロリ (H. pylori) 感染の最も重要な危険因子のひとつは栄養と考えられている。高い抗酸化特性を持つバランスの取れた食事は、この感染症に対する保護効果となる可能性がある。今回は、食事の抗酸化指数と成人のピロリ菌感染リスクとの関連を調査することを目的とする症例対照研究を実施。ピロリ菌感染者148人と非感染の対照者302人を分析対象とした。食事の抗酸化指数は検証済食物頻度アンケートから得られた食事摂取量と内容を使用して計算した。抗酸化指数とピロリ菌感染リスクの関連はロジスティック回帰モデルを使用して評価した。

その結果、総抗酸化指数の平均はピロリ菌感染者グループで3.57、対照者では7.67と有意に高かった。共変量の調整後、抗酸化指数の中央値未満の被験者でピロリ菌感染リスクが高かった(オッズ比1.08)。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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